パズルゲーム

まるで村上春樹の小説。精神世界をテーマにしたゲーム『Path to Mnemosyne』が面白い。

GooglePlayで手に入れよう AppStoreからダウンロード

謎が謎を呼ぶ奇作ついにスマホへ

「キミがここにいるのは、思い出すことを選んだからだ」

過去一物語の解釈が難しいパズルアドベンチャーゲーム

Nintendo Switchをはじめ、プレイステーション4、さまざまなプラットフォームに移植され、ついにスマホ版で登場。

記憶を失った少女不可解な言葉をくり返す男精神世界を想起させる奇妙な空間の最ててで少女が見るものとは。。。?

このゲームにチュートリアルはなし。自分でパズルのルールを見つけていく必要がある。

基本的な設定は、記憶喪失の少女が不気味なダンジョンの謎を解いていく。

ゲーム中に何度も訪れる「記憶の再構築」では、毎回異なるパズル雰囲気たっぷりサウンドスタイリッシュかつ陰鬱なグラフィックと共に解くこととなる。

パズルには2タイプあり、青い炎を手に入れるパズル記憶の再構築のパズル。プレイヤーの記憶力注意力が試されることとなる。

時折、どこからか語りかけてくる謎の声は、一体何を意味しているのだろうか。。。?また、催眠的な冒険アプリ説明にある通り、意図的に回転させる視界など、悪夢的な景色を上手に落とし込んでいる。

ゲームをしながら催眠にかかってしまうんじゃないかと思うような、三半規管に働きかける映像表現などは、村上春樹の表現を借りるなら、『形而上的で象徴的な砂嵐』の中を進んでいくかのよう。

クリアするには、日頃からパズルを解きなれている必要があるかと言われればそうでもない。ノーヒントながらに、周囲を見渡し、根気よく回転させればクリアできるものが多い。

また、奇怪な単語聞きなれない単語などは、ひとつひとつをその都度調べるなどしなければ物語のストーリーはサッパリ理解が難しいものとなっている。そういった意味では、一種の教養ゲームとも言えよう。

ゲームのタイトルにもなっているムネモシュネとは、「記憶」の意を持つ、黄泉をを流れる川の名前だ。そして「 9体の誇神たち」の古い形であるミューズ三女神の第1の女神のことだという。

ゲーム中のとあるアイテムを回収できたか否かで最後のエンディングが2パターン用意されている。そのヒントとなるものが前世の記憶そして、輪廻転生だ。

さあ、考察が捗る奇妙な物語の幕開けだ。相反するレーテムネモシュネが示す世界を考察せよ!

GooglePlayで手に入れよう AppStoreからダウンロード